ベルギーで英語がどのくらい通じるのか暮らしてみてわかったことを書いていきます。
都市部に暮らしているので地方になってくると少し変わってくるかもしれません。
ベルギーの公用語
ベルギーではフランス語とオランダ語とドイツ語の3言語が使われています。話す言語は地域により異なり主にフランス語とオランダ語を使うエリアに分かれていますが、一部地域ではドイツ語も話されています。
地域ごとに異なる言語
北部ではオランダ語(フラマン語)が使われ、南部ではフランス語が使われています。
細かなことを省くとベルギーはフランス、オランダ、ドイツがお隣の国なので、その境目ではその言葉が使われることもあります。
ブリュッセルの公用語
首都であるブリュッセルはフランス語が使われています。
ベルギー旅行で英語は通じるか
ベルギーを旅行する場合は、ホテル、交通機関、レストラン、お店などに訪れるかと思います。また田舎ではなく都市部を観光される場合が多いかと思います。
実際にベルギーを訪れ、英語を使っていましたが観光中に英語が通じなかったことはほぼありませんでした。
ほぼと書いたのは1軒だけ、年配の方がやっているチョコレート屋さんでチョコレートを買おうとした際に英語が通じないことがあったからです。商品が買えないということではなく、チョコレートの味を聞こうとしたところ通じないということがありました。
ベルギーではアントワープ、ブリュッセル、ゲント、それ以外で困ったことはなかったです。
ベルギーでの生活で英語は通じるか
ベルギーでは移民も多いためか、英語を話すことに慣れている人が多く感じます。
また初めはオランダ語やフランス語で話しかけられても、ポカンとしてると「英語の方がいい?」と聞いてくれます。
スーパーやパン屋など
スーパーなどあまり会話することはないですが、英語で話しても特に問題なくコミュニケーションが取れました。
行政や病院
行政や病院などでは英語はもちろん通じるのですが専門的な用語も出てくることから、英語でなんていうんだっけ?というようなことが発生してきます。
重要なことであればGoogle翻訳などで調べてくれますが、オランダ語のGoogle翻訳の精度がまだ良くないこともあります。
聞き手側も相当な英語力がないと理解できないような単語なので言われても理解できなかったりもします。
病院では通訳が必要な場合も?
専門用語も多いため病院の場合は手術時などの大きなことがある場合に、事前に通訳をつけるか聞かれることもありました。
行政に届出する際は翻訳家が必要な場合も
公的文書を出す際には「フランス語で提出すること」のように条件があったりすることもあるのでその場合は翻訳家を雇うこともあるようです。
一度翻訳が必要なことがありましたが、その場でいくらか追加で払うと勝手に翻訳してくれるとのことだったので困ることはなかったです。
仕事
英語だけしか話せない場合は仕事を見つけるのは少し難しそうです。
一度だけタコス屋さんで英語しか話せない学生さんのアルバイトの方を見かけました。お客さん側は英語で言ったほうがいい?みたいな様子で自然に英語に切り替えて注文していて驚いたことがありました。
ベルギー人の英語力
もちろん人によりますがベルギー人の英語力は高いと思います。
上記の場合、観光地だから、行政だから英語が話せるんじゃないのか?と思うかもしれませんが、そんなことはなさそうです。
近隣の方や郵便配達の方、警察官など難しい会話はしていないですが通じなかったことがないです。
聞いてみるとテレビではオランダ語、フランス語だけでなくアメリカのドラマやアニメも放送されており、幼少期から慣れ親しんで見て育ったからかもとのことでした。
ご高齢の方になってくるとたまに英語が通じないこともありますが、それでも全く英語が話せない人を探すのは難しいかもしれません。
ベルギーで英語を話して怒る人はいるか
愛国心が強い国の場合、現地の言葉で話さないと怒る人がいたりしますが、まだ出会ったことがありません。
ベルギー内で3言語使われていることもあり、言語を切り替えることに慣れている感じがあります。
むしろ複数人ベルギー人が集まっている場合、ついつい現地の言語で話し出してしまったりするのですが私に配慮して英語で話すように周りが注意してくれたりしました。