カナダ

カナダのケベック州で英語を使う割合はどのくらい?公用語は?

こんにちは!カナダに暮らしていて、実際にカナダで使われている言葉は何なのか分かったことを書いていきます。

日常生活では何語が使われているのか、旅行で行くには英語だけで良いのか?など実際の肌感覚で感じたことを書いていきます。私が住んでいるケベック州のことを中心に書いていきます。

カナダの公用語は?

カナダの公用語は英語とフランス語です。移民の国なので地域によっては他の言語が多く話されているところもありますが、基本的にはその2言語になっています。

カナダの公用語は英語とフランス語だけど

英語とフランス語の2つの公用語、と言ってもケベック州とニューブランズウィック州以外はフランス語話者は少なく、ほぼ英語のみしか聞こえてきません。

私たちが義務教育で英語を習ったように、学校でフランス語を習うそうですが、実際に使う機会がないので、フランス語を話せる人はごく少数派のようです。

それでも公用語は2言語なので、街はフランス語の表記で溢れています。例えば、食品のパッケージには2か国語での表記が義務づけられていますし、看板や注意書きなども2か国語で書かれています。

英語とフランス語以外は?

公用語にはなっていませんが、カナダでは200を越える言語が話され、60以上の先住民の言語が残っているそうです。すごいですよね!

ケベック州の公用語は?

ケベック州の公用語はフランス語のみです。またケベック州の共通語もフランス語とされています。

実際にケベック州で使われている言葉は?

公用語の通りに、ケベック州に入ったとたんに街の看板もフランス語のみ、道路のサインもフランス語のみになります。公共交通機関のアナウンスもフランス語のみです。

食品のパッケージは英語とフランス語で書かれているものが多いですが、スーパーのポップはフランス語のみで書かれています。なので、同じカナダなので英語が分かれば何とか大丈夫でしょ、という軽い気持ちで行くとビックリしてしまいます!

かくいう私も初めてケベック州に来たときは、言語のことをあまり知らずにフランス語は全くのゼロだったので右も左も分からず、とても苦労しました。ここは本当に同じカナダなのか?というような不思議な感覚になったのを覚えています。

ケベック州で英語は通じるのか?旅行で行く場合は大丈夫?

結論から言うと旅行で行く場合は英語のみでほぼ通じるので心配は要りません。

人々はフランス語を普段から話し、田舎に行くほど英語に慣れていない人が多いです。毎日英語に触れている人は少ないので、流暢に話せるかと言うと、そうではありませんが観光地で働いている人は大抵英語が話せます。

また、傾向としては50代、60代以上の人は英語が話せない人が多く、日本人のその年代の人よりも英語を知らないのかも?というレベルの人も沢山います。しかし10代後半から20代くらいの人は英語を流暢に話す人が多い印象を持ちました。

私がフランス語が苦手なことを知ると若い人は英語にすぐに切り替えてくれることが多かったです。

また年齢に関わらず、英語を話すのは難しいけどリスニングはできる、という人も多いです。そのため、お店で英語で話しかけてもフランス語で返ってくる、ということもあるかも知れません。ですが、意地悪でそうしているのではなく、ただ英語が出てこないだけなので怒ったりしないようにしましょう。笑

モントリオールでは英語が通じる?

ケベック州最大の都市モントリオールでは英語は通じるのでしょうか?

モントリオールには住んだことがありませんが、旅行で行ったところほぼ全員が英語を流暢に話していました。町中で英語が聞こえてくる割合も多く、英語コミュニティも多く存在します。

フランス語が全くわからない友人がモントリオールに住んでいますが、困ったことはないそうです。

仕事もケベック州の他の都市と比べると、英語のみで行えるものの選択肢も多いと思います。

しかし、そんなモントリオールでもケベック州なので、現地の人はフランス語を母国語としている人がほとんどです。現地の友達が欲しい!という人はフランス語に挑戦してみるのもいいですね。

ケベック州に住むにはフランス語が必要?

前にも述べたようにケベックの人たち(通称ケベコワ)は英語に慣れていない人が多いです。また自分たちの言語やルーツであるフランスからの移民、ということに誇りを持っています。

過去には、カナダから独立して一つの国になるという住民投票をしてほぼ僅差で負けたこともあるほど、自分達と他のカナダは違うという意識がある人が多いです。

そんな人たちに馴染んで上手くやっていくには、フランス語が必要だと私は思います。人によっては英語のコミュニティにしか属さなかったり、仕事で英語や他の言語を使うから必要ない、という人もいるかも知れません。それも一つの選択だと思いますがそこに長く住むのであれば、やはり郷に入っては郷に従え、と言いますし、最低限のフランス語は覚えた方がいいと思います。

またケベコワたちはプライドが高いのかと思いきや、優しくて気遣いができる人が多く、日本人と性格が似ているところがあるな、と感じます。

シャイな人が多いのもあって、英語をあまり話したがらないのかもしれません。

はじめのうちは、新しい言語に戸惑ってなかなか友達が出来なかったり、パーティーなどにいても話していることが分からずに寂しい思いをすることもあるかもしれません。

まずは挨拶からはじめてみたり、少しでもフランス語を話す意欲を見せると相手への印象もかなり良くなるのでオススメです。拙いフランス語でもみんな「上手だね!」と褒めてくれます。

そこから先はボディランゲージなども交えつつ、ぼちぼちやっていきましょう!

フランス語を無料で学べる学校とは?

ケベック州では移民の人に対するフランス語の教育が充実しています。政府が運営している、無料またはお金を援助してもらって授業を受けることができる学校が沢山あるので、ぜひ利用してみてください。フランス語学校についてはまた別記事で詳しく書いていこうと思います。

 

では、今回はカナダの公用語と、ケベック州での英語とフランス語の割合についてでした。